リンゴ(林檎/りんご)の栄養価と効能

リンゴ(林檎/りんご)

■リンゴの主な栄養素とその働き

●有機酸

 クエン酸、リンゴ酸といった有機酸を多く含み、胃腸の働きを良くし、殺菌作用などの効果があります。また、乳酸を減して、疲れを取り除き、肩こり、腰痛の防止にも効果があります。

●カリウム

 カリウムなどが体内の塩分を排出する働きがあり、高血圧に効果があると言われています。

●ペクチンの働き

 リンゴの皮にはベクチンが多く含まれており、整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果があります。

●皮にはポリフェノールがいっぱい。

彩香(さいか)/あおり9

 ポリフェノールにはコレステロールを取り除いたり、活性酸素を抑える働きがあります。また、がん予防にも効果があると言われています。最近の発見では、このリンゴポリフェノールには、膚の光老化を防止する働きがある事も解ったそうです。

第 10 回日本抗加齢医学会総会 「リンゴポリフェノールに皮膚老化抑制効果を発見」
 紫外線の蓄積によるしわ、表皮肥厚に優れた有効性 光老化を引き起こす活性酸素である一重項酸素※2の消去に、ポリフェノールの一種のプロシアニジン類が有効であることを見出し、らに同成分を高含有する「リンゴポリフェノール」に、光老化現象の抑制効果があることを発見

■日本食品標準成分表2020年版(八訂)でみるりんごの栄養成分量

◆りんごの可食部100gあたりの成分

 下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

状態 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
皮なし
53
kcal
84.1
g
0.1
g
0.2
g
15.5
g
0.2
g
0.01
g
0.03
g
(0) 1.4
g
皮付き
生 
56
kcal
83.1
g
0.2
g
0.3
g
16.2
g
0.2
g
(0.04)
g
(0.09)
g
(0) 1.9
g
皮付き
焼き
86
kcal
77.2
g
0.2
g
0.4
g
21.9
g
0.3
g
- - (0) 2.5
g
ビタミン
状態 カロテン当量 E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
皮なし
15
μg
0.1
mg
Tr 0.02
mg
Tr
mg
0.1
mg
0.04
mg
2
μg
0.03
mg
4
mg
皮付き
生 
27
μg
0.4
mg
2
μg
0.02
mg
0.01
mg
0.1
mg
0.04
mg
3
μg
0.05
mg
6
mg
皮付き
焼き
39
μg
0.7
mg
3
μg
0.03
mg

0.01
mg

0.1
mg
0.06
mg
4
μg
0.05
mg
7
mg
無機質
状態 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
皮なし
Tr 120
mg
3
mg
3
mg
12
mg
0.1
mg
皮付き
生 
Tr 120
mg
4
mg
5
mg
12
mg
0.1
mg
皮付き
焼き
1
mg
170
mg
5
mg
7
mg
17
mg
0.1
mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)より

◆リンゴに含まれるアミノ酸

リンゴには様々なアミノ酸も豊富に含まれています。下の表は日本食品標準成分表2020年版(八訂) アミノ酸成分表に掲載されている皮なしの生のりんごに含まれているアミノ酸の一覧です。

アミノ酸(mg/g基準窒素)
イソロイシン 200 チロシン 110 アラニン 210
ロイシン 220 スレオニン 170 アスパラギン酸 2500
リジン 220 トリプトファン 40 グルタミン酸 420
メチオニン 42 バリン 180 グリシン 140
シスチン 74 ヒスチジン 110 プロリン 160
フェニルアラニン 130 アルギニン 140 セリン 240

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