河内晩柑の産地と旬の時期

■河内晩柑(かわちばんかん)の主な産地と旬
●全国の6割が愛媛県で作られています

河内晩柑は寒さに弱く、栽培適地は一年を通じて 気温が下がりにくく霜のおりない暖かい地域に限定されるため、現在、 生産地は、愛媛県の愛南や熊本県の天草など限られた地域でのみ作られています。中でも愛南町だけで全国の約半分を生産しているようです。
右のグラフは、政府がまとめた平成21年の全国の生産量の割合です。鹿児島でもわずかに作られているようですが、ほとんど愛媛県と熊本県だけで生産されている事が分かりますね。
●河内晩柑の収穫時期と食べ頃の旬

河内晩柑は5月頃に花を咲かせ実を付けますが、その実が膨らんでから冬を越し、翌年の春以降に収穫します。早い物は3月頃から、遅いものだと8月下旬頃まで木成りで熟成されます。なので、初夏を過ぎると、同じ木に新しく付いた実と、昨年の完熟した実が両方付いている状態になります。そうなると、通常実が付いて間もなく撒かれる薬剤が収穫直前の物にもかかることになりかねないので、時期をみて早めに収穫される事が多いようです。
●収穫時期によって違う食味を楽しめます
河内晩柑は収穫時期が春頃から夏の終わり頃までと幅があり、春から初夏にかけて収穫された物はとても果汁が多くみずみずしい食味を楽しめます。別名「ジューシーフルーツ」と呼ばれる所以です。逆に夏の盛りまで木成りで熟成された物は、適度にその水分が抜け、さっぱりとした甘味の食感が楽しめます。

旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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河内晩柑 | ||||||||||||
木成り完熟 |
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