トマト/とまと

紅しぶき トマト/とまと

■トマトの概要

◆トマトとは

分類: ナス目 > ナス科 > ナス属 > トマト

学名:Solanum lycopersicum L.

英名:tomato 仏語:tomate 伊語:pomodoro

中国名:番茄

和名:とまと、蕃茄(ばんか)

別名:アカナス/赤茄子

 トマトはナス科トマト属の1年生果菜で、原産地アンデスの高地といわれています。16世紀になってジャガイモと共にヨーロッパに渡ったようです。当時は毒を持っていると思われていて、観賞用に過ぎなかったようですが、19世紀になって食用として広く栽培され始めたそうです。今となっては、スペイン、イタリアなど、トマトなくしては料理ができないくらいにまでなりました。

■トマトの分類

 世界中には数え切れないくらい何千種類とあるようです。いま、国内で栽培されているだけでもかなり種類があります。それらを大きく分類する場合、いくつかの分け方があります。

●皮のタイプで分ける

◆桃色系(ピンク系)トマト

 皮が薄くて無色透明なもの。甘味があり、クセが少なく、香りも弱い。桃太郎やりんか409などがこれに当たり、現在市場に出回っているものはほとんどがこの部類になります。

りんか409

◆赤系トマト

 皮にも色が付いていて厚いもの。酸味香り共に強く、ドリップが少ないことや煮崩れしにくいので、主に加工用として缶詰やケチャップ、料理用などにされることが多い。イタリアのサンマルツァーノ種など海外品種の多くはこのタイプになります。

ローマトマト

●果実の大きさで分ける

色々なトマト

◆ミニトマトやマイクロトマト

 ミニトマトにも真ん丸い形のものと長丸い形のものがあります。色も赤、黄があります。

◆ミディトマト

 ミニトマトと一般的なトマトの中間的なサイズのトマト。

◆一般的なトマト

 桃太郎など一般的なサイズのトマト。

●栽培方法によって生まれた高糖度のブランド

◆フルーツトマト

 与える水分を調整したり、土の塩分を高めたりすることにより、糖度を高めたトマトの総称。品種名ではありません。

◆緑健トマト又は永田農法栽培トマト

 永田農法と言われる、水や肥料を極力おさえアンデスの本来の気候風土に近い、厳しい環境で栽培することにより、根をしっかりはらせトマト本来の果物のように濃厚な味に仕上げたトマト。

◆塩トマト

 熊本県八代地域で知られるようになったトマト。土壌塩分濃度が高い干拓地などで栽培される特別栽培のトマトの事で、高糖度になりやすい。時期は11~5月頃収穫され、3月頃の春が旬となります。

●あえてまだ真青なグリーントマト

 まだ未熟なグリーンの状態で収穫したものも出回っているようです。赤みがまったく無い青々としたトマトは、それはそれで違った持ち味があり、使いようによっては面白いかもしれません。 それとは別に、グリーントマトと呼ばれる、グリーンゼブラなど熟しても赤くならない品種もあります。

ディノエッグ

■トマトの産地と旬

●トマトの産地、生産量ランキング

 トマトは日常に欠かせない身近な食材として日本全国で栽培出荷されています。令和6年産の全国のトマト収穫量は663,600トンとなっています。国内のトマト産地で、最も沢山作っているのは熊本県で129,400トン、続いて意外にも北の北海道が多く59,200トン、愛知県44,700トン、茨城県41,600トンと続きます。

●トマトが最も美味しい旬は夏?

 トマトは通年市場にありますが、日本での露地栽培の旬は6月~8月の夏と言われています。これは、この時期に露地栽培された物が大量に安く店頭に並ぶからです。とはいうものの、本来トマトは高温多湿に向いていない植物の為、真夏のトマトは味的にはベストとは言えないのです。味の面から旬と言えるのは、春から初夏の時期と秋。この時期、日光をたくさん浴び、比較的乾燥した気候の中でトマトは糖度をあげ、栄養価も最も高くなります。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
トマト                        
塩トマト                        
緑健・永田農法トマト                        

大玉/フルサイズトマト

ミディトマト(中玉とまと)

ミニトマトやマイクロトマト

海外品種のトマト

2014年 栽培してみたトマト達

2013年 栽培してみたトマト達