アメーラ<トマトの品種

アメーラ<トマト

●アメーラとは

◆灌水を抑えた養域栽培システムで作られた高糖度トマト

アメーラ<トマト

アメーラは静岡県農業試験場(現静岡県農林技術研究所)が開発し、1994(平成6)年に発表された、灌水を抑えた養域栽培システムによって作られた高糖度トマトのブランド名です。

この栽培方法で作られたトマトは、通常の3分の1程の大きさで成熟し、甘味や栄養価が凝縮された濃厚な美味しさが楽しめます。

「アメーラ」という名称は静岡弁の「甘えらー」(=「甘いだろー」と言う意味)からつけられているそうで、株式会社サンファーマーズの登録商標となっています。このサンファーマーズという会社は、生産者が組織して法人化した販売会社です。アメーラと同じように栽培されたミニトマト「アメーラ・ルビンズ」や「ルビンズ・ゴールド」もこの会社が販売しています。

アメーラトマトの星状の筋

◆アメーラの特徴

アメーラの大きさはミディトマトほどで、持った感じは張りがあり、締まった感じがします。果頂部には星状の白い線がしっかりと入っています。

アメーラ<トマト

果肉は、皮に沿った外側はあまり厚みがありませんが、中心部が肉厚な感じです。

食べた感じは、明らかに一般的なトマトに比べ甘味が強く感じられ、ゼリー状の部分も水っぽくなく甘味酸味がバランスよく感じられます。季節にって甘味酸味に若干差が出るようで、出荷基準は下記のようになっています。

1月21日~6月15日の期間は 糖度8度以上
6月17日~1月20日の期間は 糖度7度以上

●アメーラの主な産地と旬

アメーラ<トマト

◆主な産地と生産量

アメーラの主な産地は静岡県で、焼津市、藤枝市、静岡市、沼津市、牧ノ原市、浜松市、富士宮市に栽培施設があります。また、長野県軽井沢町でも作られています。

◆アメーラの収穫時期と旬

アメーラは寒い冬から春にかけては比較的温かい静岡県で、夏から秋は冷涼な高冷地の軽井沢町を主な生産地として、一年を通して出荷されています。

アメーラの味は季節によって若干差があり、秋から冬に採れた物は若干酸味が強意傾向にあるとされています。好みにもよりますが、最も甘味が強く感じられるのは4月から5月とされています。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アメーラ                        

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