キウイフルーツに含まれる主な栄養素やその働きなどを七訂日本食品標準成分表と共に紹介します。

■キウイフルーツに含まれる主な栄養素とその働き

●ビタミンC

 キウイフルーツには100g中に約70mg前後と豊富に含まれています。およそみかんの倍の量です。 これは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

●カリウムは筋肉にとっても欠かせないミネラル

 カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。

レインボーレッドキウイの断面

●豊富な食物繊維

 キウイフルーツには食物繊維もネギなどの野菜と同じくらい含まれているので、整腸作用があり、便秘に効果があります。

●ビタミンE

 これは抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らします。

●アクチニジンというタンパク質分解酵素

 キウイフルーツにはタンパク質分解酵素が含まれています。肉や魚などのたんぱく質を分解するので、消化を助けてくれます。

●甘みの強いゴールデン・キウイは、より多くのビタミンC、Eを含みます。

 このほか、 血糖値を下げる効果や癌抑制効果など多くの学会発表がなされ、『おもいっきりTV』や『あるある大辞典』、『はなまるマーケット』など多くのTV番組でも紹介されていました。

●七訂日本食品標準成分表でみるキウイフルーツの栄養成分量

色々なキウイフルーツの断面 品種、バリエーション

◆生のキウイフルーツ 可食部100gあたりの成分

 下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

状態 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
緑肉腫 53
kcal
84.7
g
1.0
g
0.1
g
13.5
g
0.7
g
0.01
g
0.08
g
0 2.5
g
黄肉種  59
kcal
83.2
g
1.1
g
0.2
g
14.9
g
0.5
g
(0.06)
g
(0.11)
g
(0) 1.4
g
ビタミン
状態 カロテン当量 E B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
緑肉腫 66
μg
1.3
mg
0.01
mg
0.02
mg
0.3
mg
0.12
mg
36
μg
0.29
mg
69
mg
黄肉種  41
μg
2.5
mg
0.02
mg
0.02
mg
0.3
mg
0.14
mg
32
μg
0.26
mg
140
mg
無機質
状態 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
緑肉腫 2
mg
290
mg
33
mg
13
mg
32
mg
0.3
mg
黄肉種  2
mg
300
mg
17
mg
12
mg
25
mg
0.2
mg

七訂日本食品標準成分表より

● 100gあたりに含まれるアミノ酸

 キウイフルーツには様々なアミノ酸も豊富に含まれています。下の表は「アミノ酸成分表2010」に掲載されているキウイフルーツに含まれているアミノ酸の一覧です。

アミノ酸(mg/100g中)
イソロイシン 46 チロシン 20 アラニン 44
ロイシン 57 スレオニン 43 アスパラギン酸 98
リジン 51 トリプトファン 14 グルタミン酸 150
メチオニン 19 バリン 50 グリシン 51
シスチン 31 ヒスチジン 23 プロリン 40
フェニルアラニン 37 アルギニン 60 セリン 37

 当サイトの画像一覧ページにある画像に関しまして、透かしロゴなしの元サイズ画像をご利用になりたい場合はダウンロードサイトからご購入頂けます。そちらに無いものでも各画像一覧からご希望の画像をクリックした際に表示される拡大画像のURLをお問い合わせフォームからお知らせ頂ければアップロードいたします。また、点数が多い場合は別途ご相談にも対応いたします。企業様の場合は請求書・振込払いも可能です。