ゼスプリ・ゴールド/ホート16Aの来歴や特徴と産地と旬

■ゼスプリ・ゴールド/ホート16Aの来歴や特徴
●ゼスプリ・ゴールド/ホート16Aとは
「ゼスプリ・ゴールド」はゼスプリが販売する果肉が黄色いキウイフルーツの品種で、正式な品種名は「ホート16A」というニュージーランドのホートリサーチ園芸研究所が開発したキウイフルーツで、「ゼスプリ・ゴールド」はゼスプリ社が世界に向けて販売する上でのブランド名です。

「ホート16A」は国内でも1998年に種苗法に基づく登録出願、2005年に品種登録されています。
主にニュージーランドで作られていますが、そこでの生産量の75%ほどが日本向けだそうです。
2020年現在、後継のオリジナル品種「ゼスプリ・サンゴールド」の登場により「ゼスプリ・ゴールド」の輸入取り扱いは無くなり、国内で作られているものだけとなっているようです。

ゼスプリが販売するゴールド系キウイフルーツは、2022年の時点では国内産のゼスプリ・ゴールの他、輸入されている有機栽培されたオーガニックゴールドと、新品種のサンゴールドがあります。
●ゼスプリ・ゴールドキウイの特徴

ゼスプリ・ゴールドの形は、お尻が閉じたような形をしていて、表皮の産毛がとても短くすべすべしています。果肉の色が一般的なキウイに比べ黄色く、酸味があまり無く糖度が高いので、とても甘く感じられます。

農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。
『-----
果形は楕円形、最大横径部分は赤道部、扁平率はやや小、果頂部の形は突、果実の大きさはやや小、
果皮の色は暗褐色、果実表面の毛じの密度は粗、長さは短、硬さは軟、
果梗の長さは中、太さはやや細、相対果梗長はやや小である。
種子外側及び周辺の果肉色は黄色、果心の形は長楕円形、色は黄白色、甘味はやや高、酸味は低、香気は有、子室数は中である。
開花期は早、成熟期は中で試作地においては10月下旬、追熟の必要性は有である。
「ヘイワード」と比較して、種子外側の果肉色が黄色であること、果心の形が長楕円形であること等で、「金豊」と比較して、果心の形が長楕円形であること、甘味が高いこと等で区別性が認められる。
-----』以上、抜粋。
●ゼスプリ・ゴールド/ホート16Aの主な産地と旬

◆主な産地と生産量
ゼスプリ・ゴールドまたはホート16Aは主にニュージーランドで栽培されています。国内でも栽培され、2019年産特産果樹生産動態等調査によると愛媛県で33.8ha、佐賀県8.8ha、大分県1.9haとなっています。ただ、ゼスプリのホームページでは大分県ではなく宮崎県となっています。
◆ゼスプリ・ゴールド/ホート16Aのの収穫時期と旬
国内で作られているゼスプリ・ゴールドは11月末頃から12月末にかけて市場に出回ります。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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ゼスプリ・ゴールド |
■ゼスプリ・ゴールド/ホート16Aのの写真画像ギャラリー2013
撮影機材: CANON EOS 60D , EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II
ロゴなし元画像サイズ:約1800万画素(5184x3456) 72dpi(350dpi対応可) RAWデータあり
各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。
ニュージーランド産 ゼスプリ・ゴールド 2013.5.25撮影







ニュージーランド産 ゼスプリ・ゴールドの断面 2013.5.25撮影



ニュージーランド産 ゼスプリ・ゴールドとゼスプリグリーン 2013.5.25撮影



●ゼスプリ・ゴールドとゼスプリグリーンの写真ギャラリー2012
撮影機材: FUJIFILM FinePix F700
ロゴなし元画像サイズ:603万画素 2832x2128pix 72dpi