アユ/鮎/あゆ:栄養価と効用

アユ/鮎/あゆ

アユ/鮎/あゆのに含まれる主な有効成分とその効用や、カロリーをはじめビタミン類などの栄養成分量や、含まれているアミノ酸の量などを天然物と養殖物との比較ができるよう七訂日本食品標準成分表をもとに紹介します。

●含まれる主な有効成分とその働き

◆養殖物と天然物

栄養価で見ると、養殖物は脂がこってりのっているので、天然物の何倍も栄養価が高くなっています。ビタミン類などもビタミン12と各種ミネラルは天然物の方が多いですが、それ以外は養殖物の方がたくさん含んでいます。

いずれにしても鮎は魚の中でも栄養成分をより多く含んでいる事には違いないです。

◆内臓にはビタミンAがたっぷり

アユの内臓にはビタミンAが非常に沢山含まれています。焼いて食べた場合、天然物でも内臓には2000μg/100g、養殖物だと、6000μg/100gもあります。ホウレンソウが350μg/100g、ニンジン 760μg/100gと比べてもその多さが分かります。このビタミンAは、目の神経伝達物質となる他、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守ります。また、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、あわせて免疫力を高める働きもあります
がんの予防にも効果があるといわれています。

ビタミンB12も豊富

アユを1尾食べると、一日に必要なビタミンB12は摂れてしまうほど含んでいます。特に天然物の内臓には焼いた状態でも49.6㎍/100gというすごい量が含まれています。養殖物でも7.8㎍/100gで、これでも多く含んでいる方です。

◆ミネラルが非常に多く含まれています

アユには鉄分をはじめリンやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが非常に多く含まれており、その量は魚の中でもメダル級です。

◆鮎100gあたりに含まれるEPAとDHA

鮎100gあたりに含まれるEPAとDHA

鮎の内臓には体に役に立つEPAやDHAなどの脂肪酸がすごくたくさん含まれています。少し苦みはありますが、塩焼などは内臓ごといただくようにしたいですね。

●七訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量

下の表は七訂日本食品標準成分表に記載されている成分の量です。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

◆天然物と養殖物の 生のアユ 身の部分100gあたりの成分

いずれもアユを三枚におろした身の部分に含まれる栄養成分量です。

生の身 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
天然物 100
kcal
77.7
g
18.3
g
2.4
g
0.1
g
1.5
g
0.65
g
1.15
g
83
mg
-
g
養殖物 152
kcal
72
g
17.8
g
7.9
g
0.6
g
1.7
g
2.44
g
3.88
g
110
mg
-g
ビタミン
生の身 レチノール E D B1 B2 ナイアシン B6 B12 葉酸 パントテン酸 C
天然物 35
μg
1.2
mg
1.0
μg
0.13
mg
0.15
mg
3.1
mg
0.17
mg
10.3
μg
27
μg
0.67
mg
2
mg
養殖物 55
μg
5.2
mg
8.0
μg
0.15
mg
0.14
mg
3.5
mg
0.28
mg
2.6
μg
28
μg
1.22
mg
2
mg
無機質
生の身 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
天然物 70
mg
370
mg
270
mg
24
mg
310
mg
0.9
mg
養殖物 55
mg
360
mg
250
mg
24
mg
320
mg
0.8
mg

七訂日本食品標準成分表より

◆天然物と養殖物の 焼いたのアユ 身の部分100gあたりの成分

いずれもアユを焼いて頭部、内臓、骨、ひれ等を取り除いた身の部分に含まれる栄養成分量です。

焼いた身 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
天然物 177
kcal
64.0
g
26.6
g
6.8
g
0.1
g
2.5
g
0.98
g
1.88
g
140
mg
(0)
g
養殖物 241
kcal
59.3
g
22.6
g
15.1
g
0.8
g
2.2
g
3.43
g
5.76
g
170
mg
(0)
g
ビタミン
焼いた身 レチノール E D B1 B2 ナイアシン B6 B12 葉酸 パントテン酸 C
天然物 120
μg
1.7
mg
1.5
μg
0.23
mg
0.24
mg
3.9
mg
0.16
mg
12
μg
33
μg
1.34
mg
2
mg
養殖物 480
μg
8.6
mg
17.4
μg
0.20
mg
0.18
mg
4.0
mg
0.24
mg
6.0
μg
38
μg
1.67
mg
2
mg
無機質
焼いた身 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
天然物 110
mg
510
mg
480
mg
35
mg
460
mg
5.5
mg
養殖物 79
mg
430
mg
450
mg
31
mg
430
mg
2.0
mg

七訂日本食品標準成分表より

◆天然物と養殖物の 焼いたのアユ 内臓の部分100gあたりの成分

いずれもアユを焼いてから取り出した内臓部分に含まれる栄養成分量です。

  エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
天然物 194
kcal
58.6
g
23.0
g
10.1
g
0.4
g
7.9
g
3.26
g
3.87
g
230
mg
(0)
g
養殖物 558
kcal
31.5
g
15.2
g
52.3
g
0.4
g
0.6
g
16.39
g
27.24
g
260
mg
(0)
g
ビタミン
  レチノール E D B1 B2 ナイアシン B6 B12 葉酸 パントテン酸 C
天然物 2000
μg
3.2
mg
4.0
μg
0.28
mg
1.0
mg
8.6
mg
0.17
mg
49.6
μg
250
μg
1.67
mg
5
mg
養殖物 6000
μg
24.3
mg
8.6
μg
0.34
mg
0.68
mg
4.1
mg
0.15
mg
7.8
μg
280
μg
1.33
mg
1
mg
無機質
  ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
天然物 170
mg
520
mg
140
mg
76
mg
470
mg
63.2
mg
養殖物 100
mg
270
mg
130
mg
9
mg
190
mg
19.0
mg

七訂日本食品標準成分表より

●アユに含まれるアミノ酸

下の表は日本食品標準成分表準拠 アミノ酸成分表2010に掲載されている 天然物と養殖物、いずれも三枚におろした生の身に含まれているアミノ酸の一覧です。

◆天然の鮎 100gあたりに含まれるアミノ酸

アミノ酸(mg/100g中)
イソロイシン 710 チロシン 590 アラニン 1100
ロイシン 1300 スレオニン 770 アスパラギン酸 1700
リジン 1600 トリプトファン 200 グルタミン酸 2500
メチオニン 550 バリン 830 グリシン 1100
シスチン 180 ヒスチジン 540 プロリン 730
フェニルアラニン 680 アルギニン 1100 セリン 720
日本食品標準成分表準拠 アミノ酸成分表2010より

◆養殖の鮎 100gあたりに含まれるアミノ酸

アミノ酸(mg/100g中)
イソロイシン 720 チロシン 590 アラニン 1100
ロイシン 1300 スレオニン 760 アスパラギン酸 1700
リジン 1600 トリプトファン 200 グルタミン酸 2400
メチオニン 540 バリン 830 グリシン 1000
シスチン 180 ヒスチジン 480 プロリン 710
フェニルアラニン 680 アルギニン 1100 セリン 710
日本食品標準成分表準拠 アミノ酸成分表2010より

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