ホンモロコ／ほんもろこ／本諸子：生態や特徴と産地や旬

●生態や特徴

◆ホンモロコとは

分類：魚類 ＞ 条鰭綱 ＞ コイ目 ＞ コイ上科 ＞ コイ科 ＞ カマツカ亜科 ＞ タモロコ属

学名：Gnathopogon caerulescens (Sauvage, 1883)

和名：ほんもろこ／本諸子

元々はニゴロブナやハスなどとともに琵琶湖の固有種

◆ホンモロコの生態

普段は水深5 m以上の湖沼中層域に生息している。同じタモロコ属のタモロコと比較すると、体長がより細長く（大きな個体では約15cmに達する）、遊泳魚としての特徴を備えている。また口ヒゲはより短く、喉部が角張っており、体側の横帯がより淡いという点でもタモロコと区別される。主に動物プランクトンや水生昆虫、小型甲殻類などを捕食している。

繁殖期は3 - 7月頃で、この時期になると大群で湖岸や水路に押し寄せ、1匹のメスを数匹のオスが追尾して、湖岸に生えている柳の根、草の根やヨシなどに産卵する[1]。産卵する水深は浅く、数cm で有るため水位変動の影響を受けやすい[2]。孵化後、半年から1年で繁殖能力を備える。寿命は2 - 3年程度だが、産卵直後に死んでしまう個体も多い。

びわ湖だけでなく、内湖や瀬田川にも分布するが、びわ湖に流入 する河川には稀である。全国的には、山中湖や奥多摩湖などに移殖され、繁殖して いる　東京都（奥多摩湖），山梨県，（山中湖），長野県（諏訪湖），岡山県（湯原湖）

秋から冬にかけて、びわ湖沖合いの水深 5ｍ以深の中層から深湖底付近を群泳し、 動物プランクトンを捕食する。産卵期は、3～7 月で、湖岸の水草や柳の根、砂礫 底に産卵する。産卵のため、岸に接すると水生昆虫も捕食する。

◆ホンモロコの特徴

全長 10～14 ㎝。体色は銀白色で、体型は紡錘形だが、タモロコと比べ、細長く、 吻がとがり、口が上を向き、口ひげが短いなどの特徴を持つ。

●ホンモロコのの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

埼玉県では養殖における生産量が年間約20トン（2010年1月10日現在）と日本一

以前では年間 150ｔ以上あった漁獲量が、近年では年に 5～10ｔ程 度に落ち込んでいる。

◆ホンモロコの漁獲時期と旬

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ホンモロコ／ほんもろこ／本諸子：目利きと料理

●ホンモロコの目利きのポイント

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●ホンモロコの美味しい食べ方と料理

◆調理のポイント

塩焼き、天ぷら、南蛮漬け、甘露煮、佃煮、味噌焼きなどで賞味する。１～３月が旬とされ、子持ちのメスは特に珍重される。

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◆ホンモロコを使った料理をレシピサイトで探す

主な料理レシピサイトのホンモロコを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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ホンモロコ／ほんもろこ／本諸子：栄養価と効用

それぞれの栄養素については、「旬の食材と栄養素」で詳しく説明しているので、そちらと合わせてご覧ください。

●ホンモロコに含まれる主な有効成分とその働き

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●七訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量

◆生のホンモロコ　可食部１００ｇあたりの成分

　下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

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写真で見るホンモロコ／ほんもろこ／本諸子

●ホンモロコ／ほんもろこ／本諸子の写真一覧

撮影機材：　CANON EOS 5DⅣ , EF24-70mm F4L IS USM, EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

ロゴなし元画像サイズ：　約3010万（6720×4480）画素

各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。

滋賀県産　ホンモロコ　2017.6.18撮影

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