豆苗(とうみょう、トウミョウ)の栄養価と効用

豆苗(とうみょう、トウミョウ)

 豆苗(とうみょう)は豆が持つ豊富な栄養成分を受け継いでいるだけでなく、緑黄色野菜としても非常に栄養価が高い野菜です。

■豆苗(とうみょう)の主な有効成分と効用

●ホウレンソウを上回るβカロテン

 豆苗にはβカロテンが100g中に3100μgも含まれています。βカロテンは抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。

●ビタミンB群がとても豊富

 ビタミンB群は身体の中で新陳代謝の働きを助けると言われています。

●ビタミンKや葉酸も豊富

 ビタミンKはカルシウムを骨に定着させる働きの他、血液を凝固させる成分の合成にも関わってる栄養素です。また、葉酸はDNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。妊娠前後の女性にとっては、胎児の成長に大量に必要とされるので、普段の必要量の約1.7倍摂取する必要があると言われています。

■七訂日本食品標準成分表でみる豆苗の栄養成分量

●豆苗 可食部100gあたりの成分

 下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

状態 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
24
kcal
92.2
g
3.8
g
0.4
g
3.2
g
0.4
g
-
g
-
g
0
mg
2.2
g
ゆで 27
kcal
91.7
g
3.6
g
0.6
g
3.8
g
0.3
g
-
g
-
g
0
mg
3.5
g
油炒め 82
kcal
84.3
g
5.0
g
5.9
g
4.3
g
0.5
g
-
g
-
g
(Tr) 3.0
g
ビタミン
状態 カロテン当量 E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
3100
μg
1.6
mg
210
μg
0.17
mg
0.21
mg
0.8
mg
0.15
mg
120
μg
0.39
mg
43
mg
ゆで 4800
μg
3.3
mg
300
μg
0.10
mg
0.08
mg
0.3
mg
0.07
mg
51
μg
0.27
mg
14
mg
油炒め 4400
μg
6.6
mg
300
μg
0.21
mg
0.26
mg
1.1
mg
0.18
mg
180
μg
0.60
mg
30
mg
無機質
状態 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
1
mg
130
mg

7

mg

13
mg

47

mg

0.8
mg
ゆで 1
mg
73
mg

8

mg

13
mg

41

mg

0.9
mg
油炒め 2
mg
170
mg

8

mg

17
mg

62

mg

1.0
mg

七訂日本食品標準成分表より

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