●ブラジルかぼちゃとは

 「ブラジル南瓜」として直売所で販売されていた長いカボチャで、生産者はキャッサバなども作られている、ご主人がブラジル人のごめす農園さん。品種名など詳細は分かりませんが、ブラジルで作られているカボチャということで、外見から”Abóbora Menina Brasileira”ではないかと思われます。

◆ブラジルかぼちゃの特徴

 ブラジルかぼちゃの大きさは4kgほどもある結構大きなもので、形は日本の鶴首カボチャに似て、果梗部から首が円筒状に伸び、半ばから膨らんだ形をしています。表面はすべすべしており、縦に浅い溝が入っていて、肌色はバターナッツ・スカッシュを思わせるベージュです。

ブラジルかぼちゃ ”Abóbora menina”

 縦半分に切ってみると、鶴首カボチャやバターナッツスカッシュと同じように、下方の膨らんだ部分にだけ入っており、長い首の部分は果肉が詰まっています。

 果肉の色は橙黄色で首の部分は緻密で硬く、種子が詰まっている部分の果肉はやや水分が多く繊維感があります。

ブラジルかぼちゃ ”Abóbora menina”とその断面の合成

 半分に切る際、カボチャとしては珍しく、種子の詰まった部分からはオレンジ色の果汁が滴りました。

●ブラジルかぼちゃを食べてみた

◆下処理

 縦半分に切ったカボチャを、首の部分と種子が詰まった膨らんだ部分とに切り分け、種子をスプーンで取り除きます。果肉とワタが繊維質で繋がっており、その繊維が果肉内から伸びているのでどこまでこそぎ取るべきか少し迷ってしまう感じです。

種子を取り除いたブラジルかぼちゃ ”Abóbora menina”の果肉

 このカボチャは種子の部分は果汁を多く含んでいて、取り出した種とワタの部分だけでもずっしりと重みがありました。この種子を蒔けばまたこのカボチャが出来るんだろうな…と思いながら、今回は処分しました。

ブラジルかぼちゃ ”Abóbora menina”の種とワタ

 首の部分の断面はこんな感じ。膨らんだ部分に比べると乾いた感じで硬いです。

ブラジルかぼちゃ ”Abóbora menina”の首の部分の断面

 皮はそう厚くはないですが、おそらく堅いと思うので、皮をむいて調理した方がいいかもしれません。

 このブラジルかぼちゃは外見や切った果肉の感じから、日本の鶴首カボチャと同じような食べ方に向いていると思われます。栗かぼちゃのようなほくほくした食感は望めないので、煮物やポタージュなどがお勧めです。