キチジ/キンキ:栄養価と効用

キチジ/キンキ

 キチジまたはキンキに含まれる主な有効成分とその働きや、カロリーをはじめビタミン類などの栄養成分量を七訂日本食品標準成分表をもとに紹介しています。キチジ/キンキにはオメガ3脂肪酸とよばれるDHAやEPAがたくさん含まれています。

●含まれる主な有効成分とその働き

不飽和脂肪酸の比率が高い

 キチジは、魚の中でも、身体に良くないとされている飽和脂肪酸に対する、悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果があるとされる不飽和脂肪酸の比率が高く、安心して食べられる美味しい魚の一種です。

◆EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)

 キチジに多く含まれる不飽和脂肪酸の中にはEPA、DHAともに100g中1500㎎も含まれています。(七訂日本食品標準成分表2015年版より)これらには血中のコレステロールを低下させる働きにより動脈硬化を予防する効果や、血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓ができるのを押さえる働きがあるとされています。更にDHAには、脳細胞を若く保つ効果や、認知症の進行を抑制する働きなどがあるとされています。

キチジ/キンキ

●七訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量

●キチジ(キンキ) 可食部100gあたりの成分

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
262
kcal
63.9
g
13.6
g
21.7
g
-g 0.8
g
4.04
g
14.78
g
74
mg
-g
ビタミン
レチノール D E B1 B2 ナイアシン B6 B12 葉酸 パントテン酸 C
65
μg
4
μg
2.4
mg
0.03
mg
0.07
mg
0.8
mg
0.04
mg
1
μg
2
μg
0.2
mg
2
mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
75mg 250mg 32mg 32mg 130mg 0.3mg

七訂日本食品標準成分表より

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