アンコウ/鮟鱇/あんこう/キアンコウ:栄養価と効用

アンコウ/鮟鱇/あんこう/キアンコウ

それぞれの栄養素については、「旬の食材と栄養素」で詳しく説明しているので、そちらと合わせてご覧ください。

●アンコウ/鮟鱇含まれる主な有効成分とその働き

◆身自体は低カロリー

アンコウの身は脂質が少なく低カロリーで、ナイアシンやビタミンB12などが多く含まれています。

◆アンコウの肝にはEPAやDHAがたっぷり

アンコウの肝にはn-3系列脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)が 2300mg/100g、ドコサヘキサエン酸(DHA)が3600mg/100gも含まれています。これらには抗血栓作用、血液凝固抑制作用があるとされ、血液をサラサラにしてくれると言われています。

◆アンコウの肝ににはビタミンAも沢山含まれている

ビタミンAとも呼ばれるレチノールは活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きの他、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きや免疫力を高める働きなどもあるとされています。

●七訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量

それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

◆アンコウの可食部100gあたりの成分

キアンコウの頭部、内臓、骨、ひれ等を除いた切り身100gに含まれる栄養成分量。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
58
kcal
85.4
g
13.0
g
0.2
g
0.3
g
1.1
g
0.02
g
0.06
g
78
mg
(0)
g
ビタミン
レチノール D E B1 B2 ナイアシン B6 B12 葉酸 パントテン酸 C
13
μg
1.0
μg
0.7
mg
0.04
mg
0.16
mg
1.7
mg
0.11
mg
1.2
μg
5
μg
0.21
mg
1
mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
130
mg
210
mg
8
mg
19
mg
140
mg
0.2
mg

七訂日本食品標準成分表より

◆アンコウの肝 100gあたりの成分

キアンコウの生の肝100gに含まれる栄養成分量。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
445
kcal
45.1
g
10.0
g
41.9
g
2.2
g
0.8
g
8.23
g
26.91
g
560
mg
(0)
g
ビタミン
レチノール D E B1 B2 ナイアシン B6 B12 葉酸 パントテン酸 C
8300
μg
110
μg
13.9
mg
0.14
mg
0.35
mg
1.5
mg
0.11
mg
39.1
μg
88
μg
0.89
mg
1
mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
110
mg
220
mg
6
mg
9
mg
140
mg
1.2
mg

七訂日本食品標準成分表より


 
 

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