紅しぐれ大根‐赤いダイコン(赤大根/紅大根)
■紅しぐれ大根の特徴
●皮が紫色で、中は中心に紫色が入っている

紅しぐれ大根は(株)トーホクが東洋大学の下村講一朗教授と共同開発によって育成された品種です。紅しぐれというより紫しぐれと言った方が良いのでは?と思う感じで、外皮は首辺りが濃い紫色で胴から先までは少し薄い紫色をしています。
断面は外皮の部分が紫色で、中心部分にもうっすらと紫色が入っています。
この紫色の色素はアントシアニンで、青首大根と比べ約3倍の抗酸化作用があるとされています。
●酢に浸すと赤くなる

スライスしたものを酢に浸すと赤い色がより鮮やかに成ります。甘酢漬けなどにすると綺麗ですよ。
右の写真は奥が生のものをスライスしたもので、手前がそれを酢に浸しておいたものです。
●適した料理
上記のように酢に漬けると綺麗に発色することから、酢漬けや漬物に適しています。また、生のままスライスしてサラダに使っても良いでしょう。辛味は少なく、卸にすると淡い紫色の大根おろしになります。煮物には使えないわけではありませんが、色が映えずあまりお勧めではありません。
●くれない総太り大根と比べて

紅しぐれ大根と同じように外皮と中の中心も色がついているくれない総太り大根と比べてみると、色はくれない総太り大根の方がより鮮やかな赤に近く、紅しぐれ大根は赤と言うより紫色に近い色合いですね。大きさは明らかに紅しぐれ大根の方が太く大きいです。
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