ミラノ大根 < 外が紫で中は白

ミラノ大根

●ミラノ大根とは

◆イタリア生まれの大根

ミラノ大根

ミラノ大根はイタリアで作られている品種を国内の種苗メーカーが販売しているもので、品種の詳しい由来などは不明です。近年のカラフル野菜の人気でこの大根もちょくちょく目にするようになりました。

◆ミラノ大根の特徴

大きさはニンジンよりも少し大きいくらいで、形はニンジンとよく似ています。色は薄い紫色の物から黒に近いくらい濃い紫色の物まであります。

断面を見て分かるように、色が付いているのは外皮とその周辺までで、レディーサラダなどと同じように中の果肉は白いです。

ミラノ大根

果肉は水分が少なくやや固めで、青首大根などに比べ辛味も強い傾向にあり、辛味大根の「からいね大根 赤」に似た感じです。

ただ、強烈に辛いと言うわけではなく、コリコリした歯ざわりが心地よく、薄くスライスしたり細切りにしてサラダに加えると彩りも良く美味しいです。

◆アントシアニンと酸

ミラノ大根

紫色の色素のアントシアニンは酸と反応して美しく発色するので、スライスしたものを酢に浸すと赤い色がより鮮やかに成ります。ピクルスや甘酢漬けなどにすると綺麗ですよ。

ただし、アントシアニンは水に溶け出すので、煮物などにすると煮汁の色が変わってしまい、大根自体の色も薄まり見た目が冴えなくなってしまうのであまりお勧めではありません。

◆薬味にも

水分が少なく、おろした時にも水っぽくない上に、色が綺麗なので辛味大根のような使い方も出来ます。辛すぎず適度な辛味と色が活かせます。

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