アヤコマチ・あやこまち (オレンジ芋):サツマイモの品種
■アヤコマチとは
●オレンジ芋とも呼ばれる品種
農研機構によって「サニーレッド」を母、「九州122号」を父として交配されたものを選抜育成された品種で、2006年3月に登録されています。
大きさは中程度の芋で、果皮は濃い紅色をしていますが果肉はカボチャのように濃いオレンジ色をしています。

●アヤコマチの特徴
最も大きな特徴は果肉の色で、写真の通り濃いオレンジ色をしていることです。この色素成分にはカボチャなどと同じようにカロテンが多く含まれています。
●アヤコマチの収穫期と食べ頃の旬
アヤコマチの収穫時期は植え付け時期や地域にも寄りますが、おおむね10月上旬から11月中旬辺りとなります。美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってからなので、食べ頃の旬は10月下旬から1月と言えます。それ以降も、定温管理されたものが市場には出回ります。
■アヤコマチの調理のポイント
●アヤコマチは色を活かす

アヤムラサキはカットした後も変色しにくく、見た目が綺麗です。また、加熱後、冷めてからも甘みが残るので、茹でたり蒸してカットしたものをサラダなどにすると美味しく見栄えもとてもいいです。
加熱後も濃いオレンジ色なので、うまく色を活かした料理に使いたいですね。
●主な食べ方
アヤコマチの色を活かすには、茹でたり蒸したものを潰してペースト状にし、蜂蜜などで甘みを加えてからスイートポテトに仕上げたり、生クリームなどを加えてモンブランのクリームのようにトッピングとして絞ると美しいです。
潰したりカットしてサラダにしても綺麗です。クリームチーズとの相性もいいですよ。
ポタージュなども綺麗ですね。
■アヤコマチに含まれる栄養成分と効用

アヤコマチには、沢山のカロテンが含まれています。カロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きや、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、あわせて免疫力を高める働きもあります。更にがんの予防にも効果があるといわれています。
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