オカワカメ/アカザカズラ/雲南百薬

オカワカメ/おかわかめ/アカザカズラ/雲南百薬

●オカワカメの概要と特徴

◆オカワカメとは

分類: ナデシコ目 > ツルムラサキ科 > アカザカズラ属 > アカザカズラ

学名:Anredera cordifolia (Ten.) Steenis

英名:Madeira vine、Mignonette vine

和名:アカザカズラ/藜蔓

別名:雲南百薬(ウンナンヒャクヤク)、琉球百薬(リュウキュウヒャクヤク)

オカワカメ/おかわかめ/アカザカズラ/雲南百薬

 オカワカメは南アメリカの熱帯地域が原産とされるツルムラサキ科のつる性植物の葉で、正式な和名は「アカザカズラ」と呼ばれているものです。別名「雲南百薬(ウンナンヒャクヤク)」とも呼ばれ、非常に栄養成分に富んだ食材で知られています。


◆オカワカメの特徴

オカワカメ

 オカワカメはツルムラサキの仲間と言うだけに、やはりツルムラサキと同じように葉に厚みがあります。触った感じはしっとりとしていて、ゴムのような感触ですが、細く、または細かく刻むとぬめりが出てきます。

 生のまま食べると青臭みが感じられますが、さっと茹でる事でかなり食べやすくなります。茹でた状態が見た目や食感ともにワカメとよく似ていることからオカワカメと呼ばれるようになったのでしょう。

オカワカメ/おかわかめ/アカザカズラ/雲南百薬

●オカワカメの主な産地と旬

◆主な産地

オカワカメ

 オカワカメは熱帯環境に向いている植物ではありますが、それ程寒い地域でなければ容易に栽培できるようです。一般家庭でのプランター栽培も可能で、緑のカーテンとしても用いられています。

 商業ベースでの大規模栽培は大分県の中津市が有名で、全国に出荷されています。

◆オカワカメの栽培と収穫時期

 オカワカメは多年草で、熱帯環境では周年緑の葉が茂っていますが、冬に低温となる本州では冬の時期は冬眠し、根塊の状態で越し、翌春にまた芽を伸ばします。なので、本州では春5月頃から秋に葉が枯れ始めるまで収穫することが出来ます。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
オカワカメ                        
オカワカメ/おかわかめ/アカザカズラ/雲南百薬

●オカワカメの美味しい食べ方と主な料理

◆調理のポイント

 生のままでも食べられますが、少し青臭みがあります。さっと茹でる方がクセがなくなり食べやすくなります。また、刻むことでぬめりが出てきます。

◆サラダに

 さっと熱湯を通して、水気を切り、冷やしておいたものを他の野菜と共にサラダにします。

◆和え物

 下茹でしたものを色々な和え物に使います。単にポン酢をかけるだけでも美味しく食べられます。

◆天ぷらや炒め物にも

 生のまま衣を付けて天ぷらにしたり、食べやすい大きさに切って炒め物に加えても良いでしょう。

◆オカワカメを使った料理をレシピサイトで探す

 主な料理レシピサイトのオカワカメを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

クックパッド レシピブログ 楽天レシピ

●オカワカメ/雲南百薬の写真ギャラリー

撮影機材: CANON EOS 60D , EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II

ロゴなし元画像サイズ:約1800万画素(5184x3456) 72dpi(350dpi対応可) RAWデータあり

各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。