ヒラソウダ<ソウダガツオ:生態や特徴と産地や旬

ヒラソウダ 平宗太鰹 ソウダガツオ

●ヒラソウダの生態や特徴

◆ヒラソウダとは

分類:魚類 > 条鰭綱 > スズキ目 > サバ亜目 > サバ科 > Scombrinae(サバ亜科) > Thunnini(マグロ族) > ソウダガツオ属(日本海洋データセンターより)

学名:Auxis thazard(Lacepède, 1800)

和名:ひらそうだ/平宗太

英名:Frigate tuna、Frigate mackerel

別名:ソウダガツオ、スマ、ヒラソウダガツオ

 ヒラソウダはサバ科マグロ族の中でマルソウダと共にソウダガツオ属を構成する。学名の属名”Auxis”は「若いマグロ」を意味するギリシャ語に由来するそうだ。マルソウダに対して体高があることが名前の由来で、マルソウダと区別せず単に「ソウダ」、「ソウダガツオ」と呼ばれるほか、眼から吻の先までが短いことから「」メヂカ」とも呼ばれている。高知県から愛媛県、福岡圏などでは「スマ」と呼ばれており、正式和名が「スマ」という別種もいて紛らわしい。

 ヒラソウダは身に脂がのっていてマルソウダより味が良く、鮮度が良いものは刺身やたたきで楽しめる。

◆ヒラソウダの生態

ヒラソウダ 平宗太鰹 ソウダガツオ

 ヒラソウダの分布は「日本産魚類検索全種の同定第三版」によると、日本近海では北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸(少ない)、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸(房総以南に多い)、屋久島、琉球列島、小笠原諸島とされ、海外においては朝鮮半島東岸南部、済州島、東太平洋を除く世界中の温帯・熱帯域となっています。

 通常は沿岸の表層を群れを成して遊泳しながら小魚などを捕食し生息する。

◆ヒラソウダの特徴

ヒラソウダ 平宗太鰹 ソウダガツオ

 ヒラソウダは全長60cm程になり、体形はやや側扁し紡錘形。第一背ビレと第二背ビレは大きく離れ、小離鰭は7~9、尾柄中央部に顕著な隆起が見られ。エラブタ上端の暗色班は頭部から背にかけての暗色域から離れている。

ヒラソウダ 平宗太鰹 ソウダガツオ

 胸甲部の有鱗域は第一背ビレと第二背ビレの中間で急に狭くなり、体高があることで近縁種のマルソウダと区別できる。

●写真で見るヒラソウダ<ソウダガツオ

撮影機材: CANON EOS 5DⅣ , EF24-70mm F4L IS USM

ロゴなし元画像サイズ: 約3010万(6720×4480)画素

各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。

愛媛県産 ヒラソウダ 2019.4.7撮影

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