吹立菜（ふきたちな）／てんば菜：選び方と保存方法や料理

●フキタチナの選び方と保存方法

◆選ぶポイント

葉先までみずみずしい緑の物を選びましょう。鮮度が落ちると黄色くなってきます。

冬の間はコマツナのような株状ですが、春になると写真のようにとう立ちしてきます。こうなってしまっても、これはこれで茎も美味しいです。ただし、茎の根元が硬すぎるものや、花が咲いてしまっているようなものは避けましょう。

◆保存方法

保存する場合は、湿らせた新聞紙などに包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜庫に入れていきましょう。出来るだけ立てた状態で入れておく方が、栄養素の消失が少なく長持ちします。

◆冷凍保存

長期間保存する場合は冷凍保存も可能です。固めに茹でてから、小分けして冷凍しておきましょう。

◆塩漬け

古くから行われてきた保存方法ですね。水洗いしてしっかりと水気を切り、一日陰干ししてからたっぷり目の塩をまぶして重しを乗せて保存します。使う時には水にさらして塩抜きしてから使います。

●美味しい食べ方と料理

◆調理のポイント

用途は漬物の他、コマツナと同じと考えていいです。下茹でする際、茎が太く長い物は茎と葉柄を分けて下茹でした方が食感よく仕上がります。

◆煮物や汁物

味噌汁や澄まし汁の実として使ったり、油揚げなどと煮物にしても美味しいです。金沢の郷土料理「てんばおくもじ」は、長期間塩漬けにしておいた吹立菜「てんば漬け」を使い、塩抜きしてから煮物に仕上げたものです。

◆お浸しや和え物

さっと茹でて、お浸しや色々な和え物に使えます。

ナムルなどにも向いています。

◆炒め物

ホウレンソウなどのようにバターソテーしても美味しい他、下茹でした物を使い、卵とじにしても美味しいです。また、パスタの具材としてもお勧めです。

◆フキタチナを使った料理をレシピサイトで探す

主な料理レシピサイトのフキタチナを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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