吹立菜(ふきたちな)/てんば菜:特徴や産地と旬

吹立菜(ふきたちな)/てんば菜

●フキタチナとは

◆アブラナ科アブラナ属

吹立菜(ふきたちな)/てんば菜

吹立菜(ふきたちな)はアブラナ科アブラナ属の野菜で、ククタチをルーツとするカブ菜の一種でコマツナの亜種とされています。石川県金沢では江戸時代から笠舞地区で栽培されてきた「地野菜」で、つけ菜として親しまれてきました。別名、「てんば菜」とも呼ばれ、春になると茎を伸ばしトウ立ちして花芽を付ける事から明治時代から栽培されている会津では「くきたち菜」とも呼ばれています。ただ、会津の「くきたち菜」は若干葉の形が違うようです。

かつては全国各地で同じようなカブ菜が作られ、それぞれの産地での呼び名があるようです。

◆フキタチナの特徴

吹立菜(ふきたちな)/てんば菜

葉の形は小松菜に似ていますが、葉の縁に細かいギザギザがあるところが違います。

春になると茎が伸びてきますが、茎も比較的柔らかく美味しいです。

収穫時期によってはアクが強い物もあるようですが、今回入手した3月に収穫された金沢産の物はアクがあまり感じられませんでした。

●フキタチナの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

ここで紹介している「吹立菜」は石川県金沢市が主な産地。「地野菜」として現在も地元中心に消費されています。

◆フキタチナの収穫時期と旬

収穫は早い物だと11月頃から始まりますが、雪が降ってからの方が甘く美味しいと言われています。とう立ちして花が咲く前の3月頃まで続きます。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
フキタチナ                        

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