クレソン(オランダガラシ)の特徴や産地と旬の時期
■クレソンとは
●アブラナ科オランダガラシ (英)Water cress (仏)Cresson

クレソンはヨーロッパが原産の水生植物です。日本には明治時代に持ち込まれたとされていますが、非常に繁殖力旺盛なので、現在では各地の河川敷や小川に群生しています。
切って販売されているものでも、水に浸しておくと数日で茎の部分から根を伸ばし、そのまま栽培することができます。
市場に流通しているもののほとんどが栽培物です。
●少し苦辛く独特の香りがあります
クレソンは「オランダ水がらし」とも呼ばれ、すがすがしい風味と大根にも似た辛味を持っています。よくステーキなどの肉量にの脇に添えられていますね。これはレフォール(西洋わさび)が添えられているのと同じで、特有の風味と辛味が肉の脂っぽさを緩和してくれるからなんです。
●クレソンの主な産地と生産量

右の表とグラフは農林水産省が平成28年産のクレソン収穫量をまとめたものです。
最も沢山生産しているのは山梨県です。次いで栃木県、沖縄県となっています。
なんとなく清流に生えているイメージがあるクレソンですが、暑い沖縄県で盛んに栽培されているというのが以外な気がしませんか?沖縄では気候のせいか大きく育ち、辛味も少なく一般の青菜類のように店頭に並んでいます。
■クレソンが美味しい旬の時期
●クレソンは本来は春が旬
野生のもののクレソンは3~5月が最も色鮮やかで柔らかく、初夏から夏になると茎も太くなり、硬くなってしまいます。なので、クレソンの旬は3月から5月にかけての春と言えます。
ただ、市場に出ているのはほとんど栽培物で、こちらは年中安定して出荷されています。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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クレソン | 栽培物 | ||||||||||||
天然物 |
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