春キャベツ／春玉きゃべつ：特徴や産地と旬や食べ方

●春キャベツ／春玉きゃべつとは

秋に種をまき春から初夏にかけて収穫される品種で、新キャベツとも呼ばれ巻きがゆるやかで葉が柔らかく、中のほうまで薄い色が付いています。

そのため、手に持った感じは冬きゃべにに比べ軽く感じますが、逆にずっしりと重すぎると感じるものは冬キャベツのように葉がびっしりと巻いていて春キャベツの良さがいまひとつな場合があります。

個々の品種は様々な種苗メーカーから早生系から晩生種まで色々と販売されています。グリーンボールをはじめとするボール系もこの一種と言えます。

形は冬キャベツに対して腰高の傾向にあり、巻きが緩めで葉が柔らかくみずみずしさが感じられます。葉の色も緑が強く、断面を見てもわかるように割と中の方まで黄緑色から黄色へとグラデーションのように色がついています。

葉が柔らかく、色も濃いのでサラダなど生食にも適しています。また、油で炒めたり、浅漬けなどにも適しています。

生のままコールスローだけでなく、ざく切りでサラダに使える他、ホイコーローをはじめとする炒め物。この場合、最後にさっと炒め合わせるようにしてキャベツの色とサクサク感を活かすようにしましょう。

葉が柔らかいのでポトフやトマト煮などの煮物に使う場合も火の通りが早いです。その他、浅漬けやピクルスなども漬け込み過ぎないことがポイント。

主な料理レシピサイトの春キャベツを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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政府がまとめた平成２７年産の春のキャベツ収穫量です。このデータはあくまでも収穫時期による集計だと思われるので、品種的に春キャベツとは限りませんが、春キャベツの割合もおおむねこれに準ずるのではないかと思います。これで見ると、最も多く作っているのは愛知県で、次いで千葉県、神奈川県と続きます。

春キャベツは早いものだと２月下旬頃から出始めます。一般のスーパーなどにたくさん並び始めるのは３月になってからで、５月頃まで続き、その後高原キャベツへとバトンタッチします。

春の間だけ楽しめるシャキシャキキャベツ、色々な料理で楽しみたいですね。

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