ほうれん草(ホウレンソウ):概要や種類と産地と旬

ホウレンソウ

●ホウレンソウの概要と特徴

◆ホウレンソウとは

分類: ナデシコ目 > ヒユ科 > アカザ亜科 > ホウレンソウ属 

学名:Spinacia oleracea L.

英名:Spinach 仏名:Epinard

中国名:菠菜

和名:ほうれんそう/法蓮草

別名:赤根草

ほうれん草(ホウレンソウ)

 ホウレンソウはアカザ亜科ホウレンソウ属の野菜で、原産地はペルシャ地方とされ、日本には江戸時代の初め頃に伝わったとされています。漢字だと「菠薐草」、「法蓮草」、「鳳蓮草」などいくつもあります。

 ヨーロッパやアメリカなど世界的に各地で食用とされている野菜で、ポパイのホウレンソウの缶詰でも有名ですね。

●ホウレンソウの品種

 普段あまり品種を気にすることは無いと思いますが、よく見ると微妙に違うものがあります。

東洋種・・・葉の切れ込みが深くとがった形をしています。アクが少なく、お浸しにしてもおいしい。

西洋種・・・葉は切れ込みがなく丸みを帯びていて、少し厚みがある。あくが強くソテーなどして、魚肉料理の付け合せに向いています。

 今市場に出回っているもののほとんどは、上記の交雑種で、両方のいいところを残しています。それでも、葉に切れ込みが少しあり東洋種に近いものと、ほとんど切れ込みがない西洋種に近いものとがあるようです。


赤軸ほうれんそう/赤茎ホウレンソウ

■ホウレンソウの産地と旬の時期

●ホウレンソウの産地と生産量ランキング

ホウレンソウの産地と収穫量

 ホウレンソウを沢山作っているのは埼玉県、群馬県、千葉県で、す。令和2年産野菜生産出荷統計を見ると、この3県と4位の茨城県を含めた上位4県はいずれも関東で、この4県で全国の約3分の1を作っています。

●ほうれん草の旬

 ホウレンソウは全国で栽培され、様々な品種が地域を変えながら収穫され通年市場に出回っていますが、本来の旬は11~1月の冬です。この時期は色も濃く、栄養分もまして甘味があります。

●寒締め(かんじめ)ほうれん草

寒じめちぢみほうれん草

 ホウレンソウがある程度成長するまではビニールなどをかけて栽培し収穫前に取り払って冷たい外気に晒す事でホウレンソウの糖度が上がり甘味を持つようになります。また、栄養成分もビタミン類やカロテンなどが増え、美味しく栄養価も高いホウレンソウになります。こうして収穫された物は寒締め(かんじめ)ほうれん草と呼ばれ、北関東や東北でよく行われています。

ほうれん草の旬
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
普通のホウレン草                        

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