ナタマメ(なた豆・刀豆・鉈豆):特徴や旬の時期

●ナタマメ(なた豆・刀豆・鉈豆)とは
◆マメ科ナタマメ属 (英)sword bean
なた豆(ナタマメ)はマメ科の植物になる実で、熱帯アジアまたは熱帯アフリカが原産とされています。
その熱帯アジアやアフリカを中心に食用や薬用として栽培されています。
日本には江戸時代初頭に伝わり、薩摩などで栽培されてきました。
その形から様々な呼び名が付けられています。主なものは「刀豆」と書いて「トウズ」、「タチマメ」、「ナタマメ」と呼び、「帯刀」と書いて「タテハキ」と呼びます。
◆ジャックと豆の木のモデル
なた豆(ナタマメ)は成長が非常に早く、蔓は高さが6メートルにもなり、そして豆のさやは50cmほどにもなります。その様子があの童話「ジャックと豆の木」のモデルになったと言われています。
◆成熟豆と未熟な若さや

なた豆(ナタマメ)は成熟した豆を食用あるいは薬用として利用する場合と、若い未熟な鞘を食用とする場合があり、ここでは生鮮野菜としての若さやを中心に紹介します。
なた豆(ナタマメ)にはつるあり種とつるなし種がありますがいずれもさやの長さが10~15cm程の時期に収穫します。
◆なた豆(ナタマメ)の毒性
なた豆(ナタマメ)には大きく分けてアカナタマメ(花と豆が赤い品種)とタチナタマメ(花は白いが豆はピンク色)、それにシロナタマメ(花も豆も白い品種)の3つがあり、シロナタマメ意外は豆に弱い毒性が含まれています。しかし、いずれも若いナタマメの茎葉や若いさやには毒成分は含まれていません。
●なた豆(ナタマメ)の旬は
◆ナタマメ(なた豆)の収穫時期と旬
ナタマメ(なた豆)は春から初夏にかけて種をまきますが、発芽適温は20度から30度と高いので国内では主に近畿以西の中国、四国、九州などで多く作られています。
若さやの収穫時期は8月頃から始まり、10月頃までです。成熟豆はその後の秋に収穫されます。

品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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なた豆若さや | ||||||||||||
成熟豆 |
なた豆(ナタマメ)の写真ギャラリー
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