フェンネル、フヌイユ、フィノッキオ、ういきょう:選び方と保存方法と食べ方

フェンネル、フヌイユ、フィノッキオ、ういきょう

●フェンネル(葉の部分)やフィノッキオ(株)の選び方と保存方法

◆葉先までみずみずしくしなびていないもの

フェンネルの葉を選ぶときは、針のような葉先までみずみずしくしなびていないものを選びます。また、鮮度が落ちてくると緑色が薄くなり、黄色っぽくなってきます。そういったものは避けましょう。

◆フィノッキオ(鱗茎部分)の選び方

フィノッキオの場合は、国内で作られているものは上の写真のように青みが残っていて株が小さいものが多いようです。本場イタリアでは、白タマネギのように白く、一株で500gくらいの大きさになったものが多く、一枚一枚の鱗茎に厚みがあります。なるべく、国産のものでもふっくらと丸く十分に膨らんでいて色が白いものを選びます。

◆保存方法

売られているときは、葉付きの状態で売られていることが多いのですが、持ち帰ったらすぐに枝を株近くから切り落とし、鱗茎部分と葉の部分を分けて保存してください。その方がもちがよくなります。

フィノッキオは乾燥しないようポリなどの袋に入れ、冷蔵庫に、葉の部分は湿らせた新聞紙などにくるみ、ポリなどの袋に入れ、冷蔵庫の野菜庫に入れておきます。

◆フェンネルの長期保存方法

葉の部分、フェンネルを長期保存する場合は冷凍します。そのまま保存袋などに入れて冷凍してもいいですが、刻んだ状態で柔らかくしたバターに練りこみ冷凍しておくと香りが抜けず、魚料理やパスタなどにすぐに使えて便利ですよ。また、細かく刻んでオリーブオイルを絡め、ペースト状にしてジェノベーゼのペーストのようにして保存しておくことも出来ます。

●フェンネルやフィノッキオの調理のポイント

◆フェンネル

フェンネルの香りは魚臭さを消してくれる効果があるので、ヨーロッパでは古くから魚料理に用いられてきました。また、針のような葉の様子が綺麗なので飾り的にも用いられます。

茎の部分も生で食べることが出来ます。葉や茎そのものを食べるような料理と言うよりも、ハーブとして、ソースや他の食材に風味を加える薬味として使う事が多い食材です。

◆フィノッキオ

鱗茎部分のフィノッキオは生のままでも美味しく食べられます。セロリにも似た特有の香りが強く、人によっては好き嫌いがはっきり分かれるところです。加熱することで幾分香りが穏やかになります。調理する時は、繊維と直角に包丁をいれ、繊維を切るようにスライスすると食べやすいです。

●フェンネルやフィノッキオの主な料理

◆サラダ

フィノッキオを食べやすい厚さに切ってサラダに加えたり、そのものをコリコリと食べたりします。マヨネーズを付けてセロリのスティックのように食べても美味しいですよ。フェンネルはサラダにトッピングし、風味と見た目をよくしてくれます。

◆フィノッキオの炒め物

フィノッキオを適当な大きさに切って色々な炒め物の材料として使えます。もちろん中華風の味にも合います。さっとバターソテーするだけでもメイン料理の付け合せなどに出来ます。

◆フィノッキオのオーブン焼き

フィノッキオを一枚ずつはがし、塩胡椒とオリーブオイルをかけてオーブンで焼き上げても美味しいです。さっと塩を加えた熱湯で下茹でしてから適当な大きさに切って器に敷き詰め、トマトやチーズを乗せてグラタンにしても華やかな一品が作れます。

◆煮物

フィノッキオはスープの具に使ったり、シチューなどの煮込みに加えてもいいでしょう。フェンネルは風味付けとしてスープを取る際に加えたり、仕上げにあしらったりします。

◆フィノッキオ又はフェンネルを使った料理をレシピサイトで探す

主な料理レシピサイトのフィノッキオ又はフェンネルを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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