プレコース:来歴や特徴と産地や旬

西洋梨「プレコース」

●プレコースとは

◆プレコースの来歴

西洋梨「プレコース」

 プレコースは明治時代に導入された海外品種で、正式な品種名は「ドクトール・ジュール・ギューヨ(Docteur Jules Guyot)」といいます。

 「ドクトール・ジュール・ギューヨ」は1970にフランスのトロワでM.アーネストバルテットと彼の兄弟によって開発され、1975年に発売された品種とされています。名称はブドウ栽培の専門家であるジュール・ギュイヨ博士にちなんでつけられています。

 1885年にはアメリカにも導入され、外見がバートレットに似ていることから「フレンチ・バートレット」とも呼ばれています。

 「プレコース」という名称はフランス語の”précoce”=「早生の」、「早熟な」に因んでいます。

◆プレコースの特徴

 「プレコース」の大きさは300~350gほどで、果形はバートレットに似た典型的な洋ナシ形になります。

西洋梨「プレコース」

 果皮は薄く少しサビが発生しやすい。未熟なうちは黄緑色ですが、日光に洗っていた面が甘味を帯びることもあります。追熟するにしたがって全体に黄色くなり洋梨らしい香りが出てきます。

 果肉は乳白色で、未熟なうちは硬く、熟すと柔らかくジューシーになりますが、和梨に多い石細胞を含み舌にざらつきが感じられます。

◆実際に食べてみたプレコースの食味

 撮影した「プレコース」は9月10日に百貨店で1個200円足らずで売っていたものです。果皮は既に黄色く、丁度食べ頃に追熟した状態でした。

西洋梨「プレコース」 西洋梨「プレコース」

 皮が薄く、ナイフでむく際に、刃先でこするだけで剥ける感じでした。いい具合に熟していて、食べてみると柔らかく舌の上で溶けるように崩れますが、ラ・フランスのような滑らかさはなく、少し和梨のようなざらつきが感じられます。

 甘味も十分にあり、洋梨らしい香りが楽しめました。糖度を計ると14度前後とプレコースにしては糖度が高い物でした。

●プレコースの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

 「プレコース」の主な産地は青森県です。農林水産省がまとめている平成30年産特産果樹生産動態等調査によると全国のプレコースの栽培面積は青森県の13.8haのみとなっています。

 山形県などその他の洋ナシ産地でもわずかに栽培はされています。

◆プレコースの収穫時期と旬

 「プレコース」はその名の通り早生種で、山形県辺りでは8月下旬頃から収穫が始まります。青森元では9月上旬となっています。

旬のカレンダー

品種 7月 8月 9月 10月
プレコース                        

< 出 典 >

 ※ 「セイヨウナシ」公益財団法人 中央果実協会ホームページ

 ※ 「Guyot」goodfruitguide(イギリス)のホームページ

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