ナメコ(滑子/なめこ)の保存方法や食べ方

菌床栽培なめこ

 ナメコ(滑子/なめこ)の選ぶ時のポイントから保存方法、茹で方など下拵えの方法や食べ方、主な料理、レシピなどを写真と共に紹介します。

●ナメコの保存方法

◆なめこは冷蔵庫で保存

 ナメコはキノコの中でも傷みが早い部類に入ります。株取りされたものは冷蔵庫で3~4日、長くても5日もすれば黒ずんできます。また、ばらした状態でパック詰めされているものは更に傷みが早く、買ってきたら当日か翌日には何らかの処理をした方が良いでしょう。

 また、ばらした状態で真空パックされたものもよく見かけますが、これは空気に触れていない分比較的日持ちはしますが、それでも長くて1週間です。ただ、真空パックされているものも生鮮野菜と同じ扱いであるため、製造日や消費期限などの表示がされていないことが多く、そういう意味では買ってきたらはやりできるだけ早く使うことをお勧めします。

◆なめこは冷凍保存がお勧め

 すぐに食べるなら冷蔵でいいのですが、数日使わない場合や、長期保存したい場合は冷凍保存がお勧めです。

 ナメコは冷凍しても解凍後の食感やぬめりが変わりにくく、必要な時に必要なだけ取り出して使えるので便利です。

 冷凍方法は、株取りのものは石突を切り落とし、ばらして冷凍用の保存袋に広げるように入れ、できるだけ空気を抜いて封をし、ステンレスなどのバットにのせて急速冷凍します。

 半凍り位になった時点で袋を開けて空気を入れ、外側から軽くもむようにしてキノコをほぐしてから、また空気を抜いて冷凍しておくと、使う際に全部が一つの塊になってバラせないということがなく必要な分だけ取り出しやすくなります。

 真空パックのものは開封していなければそのまま冷凍します。開封している場合は、上記と同じように保存袋に広げて冷凍しておくと小出ししやすいです。

◆なめこは洗う?洗わなくても良い?

 一般に流通している菌床栽培されたなめこは徹底した衛生管理された施設の中で栽培され、農薬なども使用されていないため洗う必要はありません。むしろ洗ってしまうと余分な水分を含み、傷みやすくなったり、風味が弱くなってしまったりしやすいです。

 ただし、野外で原木栽培されたものや天然物の場合は、ゴミや虫が付いていることがあるので洗った方が良いでしょう。水をたっぷり張ったボールや桶に、石突から切り取ったナメコを30分から1時間ほど浸しておき、軽く混ぜてゴミなどを落としてからザルにあげて水気を切ります。水に浸すことでぬめりが強くなり作業しにくくなるので、株からばらす前に濡らさないのがポイント。2~3日で食べきるか、上記と同じように冷凍保存します。

●ナメコの美味しい食べ方と料理

◆調理のポイント

 ナメコは基本的に生食しないでください。加熱調理してたべます。真空パックされているものは一見茹でられたもののように見えたりしますが、洗浄されただけの生の状態なのでそのまま加熱調理せずに食べてはいけません。

 なめこは他のキノコに比べ使える料理の幅が少ないイメージがありますが、基本的にはシメジなどと同じように焼き物や炒め物、煮物、揚げ物など様々な料理で食べることもできます。

 ただ、やはりナメコ特有のぬめりを活かした料理で楽しみたいですね。

◆さっと茹でて

 和え物やお浸し、うどん、そばなど麺類のトッピングに。

◆太い物は焼いても美味しい

でっかいナメコ ジャンボナメコ

 「ジャンボナメコ」や「でっかいなめこ」という商品も販売されていますが、そう言ったものや天然の大きい物は焼いても美味しいです。

◆定番は味噌汁や鍋料理

 ナメコと言えばお味噌汁。というくらいベストマッチですね。鍋にもぴったり。

◆なめこの天ぷら

 ぬめりが持ち味のキノコではありますが、意外に天ぷらも美味しいんですよ。サクッとした衣に、しっかりとしたキノコの食感と、ナメコ特有のトロっとした舌触りもあり、また香りも強く感じます。

◆ナメコを使った料理をレシピサイトで探す

主な料理レシピサイトのナメコを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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