ヒラタケ(平茸/ひらたけ)の保存方法と食べ方

新潟県産 大株の栽培物ひらたけ

 ヒラタケ(平茸/ひらたけ)の保存方法、塩漬けの方法などや美味しい食べ方、主な料理とそのレシピなどを沢山の写真と共に紹介します。

●ヒラタケの保存方法

◆冷蔵庫で保存

新潟県産 大株の栽培物ひらたけ

 すぐに食べるなら乾燥しないようラップに包むか、袋などに入れて冷蔵庫に入れておきます。この時、傘が逆さになるようヒダを上にして入れるようにした方が良いです。

 ヒダから胞子が落ちる事で劣化が早まってしまうからです。

 数日間保存する場合は買ってきたパックのまま野菜庫よりも温度が低い冷蔵庫に入れておきます。ただし、水気があると痛みやすくなるので、パックの内部に水滴が付いている場合は取り出し、キッチンペーパーなどでキノコに付いている水気をふき取ってからポリ袋などに入れ変えてください。特に夏場などはそのまま冷蔵庫に入れるとパックの内部との温度差で中に水滴が発生しやすくなるので、取り出してきのこをキッチンペーパーなどにくるんでポリ袋に入れて保存した方が長持ちします。


◆冷凍保存

 冷凍する場合は細切りなど使う形に切って、バットなどになるべく重ならないように広げて凍らせ、凍ってから保存袋などに入れて冷凍しておきましょう。そうすれば使う時必要な分だけ取り出しやすいです。

 使う時は凍ったまま調理してください。煮物やスープ、卵とじなどがお勧めです。炒め物は水分が出てカラッと仕上がらないのでお勧めしません。

◆塩漬けで保存

 長期間保存する場合は香りや食感はかなり落ちますが塩水に漬けこむ保存方法もあります。漬けこむ方法は、キノコの重量に対して30%程の塩を用意します。

 まず、天然の物の場合は虫が付いている場合が多いので、海水程度の濃度の塩水に1時間ほど浸して虫だしをする必要があります。

 次にキノコをただの熱湯で2~3分茹で、ザルにあげます。

 鍋に計っておいた塩と、その塩が十分に溶ける程度に水を入れ、加熱して塩を完全に溶かします。

 保存瓶に水気を切ったキノコを、瓶の半分くらいまで詰め、そこに沸かした塩水を注ぎ、足りない分は沸騰させた湯で瓶の口から1cm位まで満たします。

 瓶が隠れるほど深い鍋を用意し、底に網などスノコになるようなものを敷いて、直接瓶がなべ底に触れないようにして、そこに保存瓶ごと蓋をせず入れて、瓶の肩くらいまで水を満たして火にかけます。 沸騰してから20分煮沸し、火を止めてすぐに瓶に蓋をします。

 鍋から瓶を取り出し、空気が入らないよう逆さにして冷まします。

 保存期間は1年程で、食べる時は水にさらし、塩抜きしてから使います。

●ヒラタケの美味しい食べ方と料理

◆調理のポイント

ヒラタケ/平茸/ひらたけ

 ヒラタケやヒマラヤヒラタケ、ウスヒラタケなどは水分が多く、傷みも早いので、なるべく早く食べてしまうようにしましょう。調理面でも、炒める場合は強火で一気に火を通さないと水分が出てきてべチャッとした仕上がりになりやすいので注意してください。

●主な料理

 鍋や味噌汁などの汁物や煮物、ニンニクを効かせバターやオリーブオイルでソテーするととても美味しい。また色々なキノコや野菜と炒め物にも使えます。太いので手で裂くなどして素焼きにして食べても美味しい。その他天ぷらやフライなどの揚げ物にも使えます。

●ソテーする場合のポイント

ヒラタケのバターソテー

 フライパンを十分に熱したところに入れる事と、むやみに触ったり煽ったりせず、中火でフライパンと接している部分がきつね色になるまで我慢する事です。触り過ぎたり煽ったりすると温度が上がりきらずエリンギから水分が出てきてカラッと香ばしく仕上がりません。

◆ヒラタケを使った料理をレシピサイトで探す

 主な料理レシピサイトのヒラタケを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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