黄美香(きみか):来歴や特徴と産地や旬

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●黄美香(きみか)とは

◆黄美香(きみか)の来歴

 「黄美香」は「ルピアレッド」や「エリザベス」などのメーカーとして知られるヴィルモランみかど(株)(旧 みかど協和(株))が開発し種を販売している果皮が明るい黄色のネット系緑肉メロンです。

 果皮の色が黄色く「黄金メロン」とも呼ばれ、他のネットメロンと並んでいるとひと際目を引く外見で、市場に出回る数が少なく希少品種でもあり、状態が良い物はやや高値で取引されてます。

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◆黄美香(きみか)の特徴

 「黄美香」の果実は果重1.3~1.5kgでほぼ球形になり、果皮は明黄色で表面にはアールス系ほど高くはありませんが綺麗なネットが蜜に入るのが特徴です。

 果皮は黄色いのに対し果肉は黄緑色で厚みがあり、糖度16度以上になり甘いながらすっきりとした味わいのメロンとなっています。

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◆実際に食べてみた黄美香(きみか)の食味

 撮影した「黄美香」は8月11日に百貨店で購入した北海道富良野産1,430gほどの果重で、わずかに腰高な球形で表面のネットは全体に細かく均一に入っていて、明黄色の果皮色と相まってとても美しい外見でした。

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 切ると中は十分に熟した状態で、果肉の繊維が目に付く感じでした。

黄美香,糖度,きみか,メロン 切った時に甘いメロンらしい香りが広がり、食べてみると果肉は柔らかくジューシーで、強い甘みが口に広がりました。果肉の色はアールス系よりも黄色味が多い黄緑色で、計った糖度は16.9度ありました。

●黄美香(きみか)の主な産地と旬

◆主な産地と生産量

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 「黄美香」の主な産地は北海道や青森県、茨城県などです。ただ、メロンは品種ごとの栽培面積などのデータがなく、詳細な栽培面積や出荷量は分かりません。

 北海道のふらのメロンや、青森県の黒石市などでは「黄美香」の産地化が進められています。

◆黄美香(きみか)の収穫時期と旬

 「黄美香」の収穫時期は品種メーカーのサイトによると、暖地では5月下旬ごろから始まり7月上旬頃まで、冷涼地では7月下旬ごろに始まり9月中旬頃までとなっています。

 青森県や北海道では8月上旬から下旬にかけてが最盛期となるようです。

品種 5月 6月 7月 8月 9月
黄美香(きみか)                        

< 出 典 >

 ※ 「黄美香」ヴィルモランみかど株式会社ホームページ

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