アカイカ／赤烏賊／あかいか：目利きと料理

　アカイカ／赤烏賊／あかいかを選ぶ際のポイント、目利きや見分け方、さばき方をはじめ、美味しい食べ方と調理方法、主な料理、料理レシピなどを沢山の写真と共に紹介します。

●アカイカの目利きのポイント

　アカイカは水揚げされた時点では全体に赤みが強く、獲れたばかりのものは動画のように体表が部分的に濃くなったり薄くなったり変わっていたりする。鮮度が落ちると全体に白っぽくなってくる。

　アカイカは大型になり、一見、ソデイカ（タルイカ）のようにも見える。見分けるポイントはエンペラとも呼ばれるヒレの部分で、アカイカは横に細長いひし形で、胴の後方４割ほどのところまでしかないのに対し、ソデイカのヒレは縦に長く、胴全体に及ぶ。

　アカイカは大きいので一般家庭で買ってさばくことはまずないだろう。ただ、大きいというだけで、基本的にはスルメイカのさばき方と同じ。

　アカイカの身は身体が大きい分肉厚で、肉質はやや柔らかく、加熱調理するとシコシコとした食感になる。身が大きいので、切り方の自由度が高い。

　アカイカの刺身はコリコリした食感は無く、シコシコという感じ。肉厚なので深めに切り込みを入れた方が食べやすい。

　もちろん握りのネタにも使われている。綺麗な短冊に切り分けられるので歩留まりがとてもいい。

　炒め物の場合も飾り包丁を深めに入れた方が味も絡みやすく食べやすい。

　ムラサキロールや松かさなどに加工し冷凍されたものが中華料理店などの飲食店でも使われている。

　よく目にする細長い短冊状のイカ天がまさにこれ。ソデイカをはじめ、アカイカも使われる。

　好みの形に切ってから揚げにしてもいい。酒の肴にも適している。

　ゲソもから揚げがお勧め。体が大きい分、ゲソも太いので、食べやすいように小口に切ってあげた方が良い。

　胴やゲソをフードプロセッサーにかけ粒感を残したすり身上にしたものに、片栗粉や卵白などを加えて丸めて団子にすれば、鍋や煮物、シュウマイなどの蒸し物、揚げ物など色々な料理に使える。

　主な料理レシピサイトの冷凍のアカイカ（ロールイカ）を使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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