サヤエンドウ>スナップエンドウ/スナックエンドウ
●スナップエンドウ/スナックエンドウとは
◆アメリカ生まれの改良品種
スナップエンドウは1970年代にアメリカから導入された品種です。当時はスナックエンドウとも呼ばれていましたが、農林水産省によって1983年、スナップエンドウと呼ぶことが奨励されました。ただ、現在でもサカタのタネからはスナックエンドウ(エンドウ スナック)という商品名で種が販売されています。
◆スナップエンドウ/スナックエンドウの特徴
スナップエンドウはグリーンピースの改良品種で、豆が成長して大きくなってもサヤが硬くならず、サヤごと食べられるものです。甘みがあり、パリっとした食感が楽しめます。 その食感がスナックを食べるイメージに近いことからスナックエンドウと呼ばれたりもしています。一般的な品種は筋があるので、この筋を取り除いて食べます。
現在各種苗メーカーからいろいろな品種が販売されており、サヤの外見もややスリムで長めのものなどもあります。
●スナップエンドウの選び方や調理のポイント
◆スナップエンドウの選び方
スナップエンドウを選ぶ場合はさやにふっくらとした張りがあるものを選びます。ふくらみがなく平たいものは柔らかいですが中の豆が育っておらず甘みも少なめで、逆に豆が育ちすぎてぱんぱんに膨らんでいるものはサヤが硬くなっているものがあるので避けた方が良いでしょう。
色ですが、品種によって元から色が濃いものと薄いものがあるので一概に濃い方があるいは薄い方がとは言えません。
◆スナップエンドウの茹で方 塩の量と茹で時間
スナップエンドウは、通常、硬い筋の部分を取り除いてから下茹でして色々な料理に使います。
茹でる際には水の量に対して1%ほどの塩を加え、沸騰させている状態の湯に投入し、スナップエンドウの質や用途にもよりますが1~2分程度ゆでます。茹で上がったら色止めのためすぐに冷水に放ち冷まします。
●スナップエンドウの主な料理
◆スナップエンドウをメイン料理の付け合わせに
下茹でしたスナップエンドウに軽く塩胡椒を振りバターやオリーブ油をさっとからめるように炒めたものを肉料理や魚料理の付け合わせに添えます。
◆スナップエンドウを炒め物に
下茹でしたスナップエンドウは彩もよく、いろいろな素材と炒め合わせると食感でもアクセントとなりとても美味しいです。
写真はイカにハチク、ニンジンなどと共に炒め合わせたもの。炒め物の場合もスナップエンドウはあらかじめ下茹でしておいた方が火の通りにむらができず美味しく仕上がる。
◆スナップエンドウとマテガイのエスカルゴバター和え
マテガイのワイン蒸しに下茹でしたスナップエンドウを加えエスカルゴバターを絡めたもの。
◆スナップエンドウのツナマヨ和え
下茹でしておいたスナップエンドウにツナとマヨネーズを和えたもの。
簡単で美味しい一品になります。
◆スナップエンドウの揚げ物
スナップエンドウに衣をつけてカラッと天ぷらにするとおいしいです。この場合、スナップエンドウは筋を取り除いておくだけで生のまま揚げます。揚げ時間は170度でおよそ1分程度。下茹でしたものでも大丈夫ですが、その場合は180度で短時間にあげてしまいます。
◆スナップエンドウをパスタの具材に
スナップエンドウはガーリックオイルをはじめトマトソース、クリーム系のソースなどあらゆるソースに合わせやすく、色と食感をプラスしたい時には重宝します。
写真はカニのクリームソースに合わせています。
◆スナップエンドウを味噌汁や吸い物の具に
味噌汁や汁物に使う場合も下茹でしておくことをお勧めします。仕上げに加えることで色と食感が良い感じに残せます。
写真では金目の吸い物に使っています。
◆スナップエンドウを煮物に
スナップエンドウを煮物に加えたい場合は下茹でしたものを、煮物が仕上がる最後に加えると色と食感が残せます。
もちろん、好みで味が染みてくたっとなった方が良い方は初めから加えてもいいでしょう。
◆スナップエンドウを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトのスナップエンドウを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | レシピブログ | 楽天レシピ |
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E・recipes | キッコーマン ホームクッキング |