ジャンボニンニク/無臭ニンニク:特徴や食べ方と主な産地

ジャンボニンニク/ジャンボにんにく

●ジャンボニンニクとは

◆リーキの仲間

 ジャンボニンニクはニンニクと同じネギ科ネギ属の植物の鱗茎で、その姿かたちからニンニクと呼ばれてはいますが、一般的なニンニクとは植物の分類上では別種とされ、リーキ(ポワロー、ポロネギ)の近縁種とされています。

ジャンボニンニク/ジャンボにんにく

 同じ仲間で、ニンニク特有の臭いがさらに少なく、一般的なものの1/14と言われるものもあり、こちらは「無臭ニンニク」という名称で出回っています。

◆ジャンボニンニクはその名の通りデカい!

ジャンボニンニク/ジャンボにんにく

 見た目はニンニクそのまま大きくした感じで、大きさも房の状態で200g位の物から大きい物だと800g程になるものもあります。

 青森県産のやや大きめの一般的なニンニクと並べてみました。これだけ違いがあります。ジャンボニンニクのたった1片の方がニンニクよりも重かったです。

 一方「無臭ニンニク」と呼ばれているものは、房全体はやはりとても多きいいのですが、鱗片が小さく沢山塊のように出来るタイプになります。

 また、ジャンボニンニクにもニンニクと同じように花茎が「ニンニクの芽」として食用になります。人によってはニンニクのものより、ジャンボニンニクの芽の方が美味しいと感じる方も多いです。

ジャンボニンニクの芽

■味の特徴と適した料理

◆ニンニク特有の香りが・・・

 ジャンボニンニクはニンニク特有の臭いはとても弱いです。そういう意味ではパンチにかける?という見方もありますが、味的にはほんのりと甘味さえ感じ、玉ねぎとニンニクを足して割ったような・・・ 丸ごとホイル焼きにして口に頬張れる美味しさが楽しめます。

 成分的にも、ニンニクと同じようにアリシンが多く含まれていると共に、ニンニクには無く、玉ねぎやポロネギに含まれる、切った時に涙を出させる成分も含まれているそうです。

◆お勧めの料理

 香りがマイルドなので、そのものを食べる料理に使えます。例えば一片ごとに衣を付けてフライにしたり、丸ごとホイル焼きなどにすると良いでしょう。もちろん、みじん切りなどにしてニンニクと同じように香り付けに使ってもマイルドなニンニク風味が楽しめます。無臭ニンニクは更に香りが無いので、漬物などにしても美味しいのではないでしょうか。

◆ジャンボニンニクを使った料理をレシピサイトで探す

 主な料理レシピサイトのジャンボニンニクを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

クックパッド レシピブログ 楽天レシピ

●ジャンボニンニクの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

ジャンボニンニク/ジャンボにんにく

 ジャンボニンニクは鹿児島で栽培されているのがテレビなどで取り上げられてから広く知れ渡りました。品種的には国産ニンニクの一大産地である青森県など北方ではなく、か南の暖かい気候に適しているようで、鹿児島県や香川県などを中心に各地で栽培されています。

◆ジャンボニンニクの収穫時期と旬

 収穫は6月下旬頃から始まり、採れたての生鮮品として7月初旬頃から出回り始め、8月頃からは表面を乾燥させた状態で秋ごろまで出回ります。

旬のカレンダー

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ジャンボニンニク                        

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