●大和みらいとは

 「大和みらい」は熊本県の森田毅氏が「紅ほっぺ」と「やよいひめ」を交配し育成した、果形が円錐形で果皮が濃赤色で光沢があるイチゴ品種で2020年に品種登録されています。

◆大和みらいの来歴

いちご 大和みらい

 「大和みらい」は熊本県八代郡氷川町の森田毅氏が「紅ほっぺ」と「やよいひめ」を交配し、その実生から選抜育成されたイチゴ品種で、2016年に種苗法に基づく登録出願、2020年に品種登録されています。

 生産者がわずかで、希少な品種の一つです。

◆大和みらいの特徴

 「大和みらい」の果実はややふっくらとした円錐形で揃いがよく、果皮は赤い色が濃く、強い光沢があります。

 果肉はやや硬めで輸送性もよく、果肉の色は薄めの橙赤色です。

いちご 大和みらいの断面

 農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『-----

 果実の大きさはやや大、果実の縦横比は縦長、果実の形は円錐形、

 果皮の色は赤、果実の光沢の強弱は強、そう果の落ち込みは落ち込み小、

 果実のがく片の付き方は水平、果径に対するがく片の大きさは同等、

 果実の硬さはやや硬、果肉の色は橙赤、果心の色は淡赤、果実の空洞は無又は小、季性は一季成りである。

-----』以上、抜粋。

◆実際に食べてみた大和みらいの食味

 撮影試食した「大和みらい」は名古屋のこだわりの野菜、フルーツの店 荘さんで購入した、熊本県の河野農園産 15粒/pcで680円(税別)です

いちご 大和みらい

 イチゴの粒は赤い色が濃く、どれも同じような円錐形で整っていました。ただ、鮮度的に良い状態とは言えず、ガクがもう鮮やかな色ではなくなっており、果実に傷みが出ているものもありました。

 食味としては果肉はやや硬めでしっかりとしており、鼻から抜ける香りも良かったです。甘味自体はややあっさりした感じで、酸味は控えめでした。計った糖度は10~11%でした。

 機会があれば、森田農園産の鮮度がいい状態の物を食べてみたいです。

●大和みらいの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

いちご 大和みらい

 「大和みらい」は森田氏が育成し、森田農園オリジナル品種のいちごとして生産出荷されていたもので、生産量が限られることから数量的にはとても希少なイチゴとなっています。

 当初は”百姓魂”ブランドとして森田氏の森田農園だけで作られていたようですが、2024年は同じく熊本県の河野農園産も販売されており、撮影したものも河野農園産でした。


 当サイトの画像一覧ページにある画像に関しまして、透かしロゴなしの元サイズ画像をご利用になりたい場合はダウンロードサイトからご購入頂けます。そちらに無いものでも各画像一覧からご希望の画像をクリックした際に表示される拡大画像のURLをお問い合わせフォームからお知らせ頂ければアップロードいたします。また、点数が多い場合は別途ご相談にも対応いたします。企業様の場合は請求書・振込払いも可能です。