イタリアンレッドペアー／Red Pear：イタリアントマトの品種
●イタリアンレッドペアーとは
◆洋ナシ型をした大玉品種
イタリアンレッドペアーは今回撮影したものは苗を購入したものですが、おそらくフランキー社（Franchi）が販売している品種と思われます。北イタリアで古くから作られてきた伝統的な品種とされています。
◆イタリアンレッドペアーの特徴
一つの房に５～７個実が付き、果実の形は下膨れの洋ナシのような形になるものが多く、１個平均２２０～２３０ｇ前後と、大玉になり、皮は厚めで、ヘタの付け根から全体に朱色に色付き、切ると果肉は厚みがあり、ゼリー状の部分や種が少ないトマト品種となっています。
◆実際に食べてみた評と適した料理
自宅で収穫できたものを食べてみました。皮は見た目の通りやはり固く感じます。でも果肉がとても肉厚で種も少なく食べ応えがあります。
味的には程よい酸味とほんのり甘味も感じますが、それ以外の味・・・いい感じの渋味やコクの様な・・・言葉ではうまく表現できませんが、全体的に色々な味が交じり合って濃い味に感じました。
生のままでも食べられないということはありませんが、加熱した方がより美味しく感じます。トマトソースなども良いですが、スライスして軽く塩を振りフライパンでさっと両面焼くととても美味しいです。
◆栽培してみた
苗からの栽培ですが、市販の安い培養土に苦土石灰を少しまぶして、１３号？位の大き目の鉢に植えました。同時に１４種ほどのトマトを栽培しましたが、他の品種が尻腐れを多発する中、このトマトは大きな影響はなく、何度か雨ざらしになっていましたが実割れもなく、１個２５０～３００ｇもある綺麗な大玉を次々と収穫することが出来ました。そういう意味で、とても栽培しやすい品種だと思います。ただ、一つ一つの実がかなり大きく、ひと房に５個も６個もなるので、肥料は定期的にやらないといけないと思います。
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